巧妙な手口にご注意を!

ネットで溢れかえっている”おいしそう”な宣伝文句に騙されないために!その手口を公開します。
何らかの理由で当店へ依頼変更されたお客様からの情報を元にまとめています。

キーロック滋賀

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1.まずは集客狙い
カギのトラブル等で困った方々にとって、早く解決したい気持ちが生まれるのはごく当たり前のこと。そんな時に神にもすがる思いでネット検索し、”おいしそう”な宣伝文句をうたっている業者さんを選んでしまうこともよくありがち。”〇分で到着、〇,〇〇〇円で解決”などといった宣伝文句で集客を目論む業者さんの罠にまんまと引っ掛かってしまいます。いかにも地元の業者らしい宣伝文句を謳っていても、実は地元の業者さんと”契約”しているだけの大手仲介の会社であることが多いです。


2.電話口ではリーズナブルな料金を、しかし...
電話口の受付担当者からは”ごく普通”のリーズナブルな料金が伝えられます。お客様への安心を誘うためです。
そしてスタッフさんが現場に到着し、実際にかかる料金を精密に提示してくれます。が!受付担当者からの料金で済む場合はまずないと考えてください。現場スタッフからは「このカギはどうの、こうの...」と何かと理由を付けて料金が釣り上げられてしまいます。いわゆる”ボッタくり”というやつです。
お客様がこのまま業務を遂行してもらうか、否かを決める判断を強いられます。ご納得されスタッフさんから提示された料金を受け入れられる際には誓約書などの書類にサインをしてください。少しでも納得いかない場合は決してサインはなさらないようご注意ください。


3.基本的にキャンセル料はかかりません。
カギのトラブル解決を依頼して、よほどのこと(お客様のご都合、例えば失くしたカギが見つかった、気が変わってしまったなど)がない限り、キャンセル料はかからないのが普通です。現場で精密なお見積り額を提示され、ご納得されない場合は遠慮しないでキャンセルするようにしましょう。頼んでしまったことへの罪悪感から断れず、損をされる方が多いようです。ここはしっかりとご自身の気持ちを通しましょう。


4.どんな業者さんも地元の業者さんを”直接”選ぶことが大事
かぎの業者さんだけに限らず、様々なトラブル解決業者さんへの依頼は地元の業者さんに”直接”お電話するようにしましょう。なぜなら、大手仲介業者経由であると中間マージンやロイヤリティーといった、お客様にとって不可解で不明瞭な料金が加算されてしまうからです。これは100%間違いありません。しかし地元直営の業者さんにはそれらの概念がありません。地元の方々の”あらゆる困った!”に親身になって取り組んでくれます。
この”直接”には大きな意味があります。いくら地元の業者さんでも大手仲介会社と契約している場合、大手さんからの依頼の業務には紹介手数料やロイヤリティーが発生するため注意が必要です。なので大手を介さず”直接”連絡を取るようにしましょう。
地元の業者さんであるのか大手仲介の会社であるのかの見分け方はごく簡単。サイトや電話帳広告などで、事務所の所在地がはっきりと記載されている(ただし地元の住所)のは地元の業者さん。営業エリアのみしか記載していないのは大手仲介の会社さんです。覚えておいて損はないと思います。


5.ご納得がいかないときは消費者相談窓口へ

万が一、作業を依頼してしまい、他店と比べどうも料金的に納得がいかない、腑に落ちない(適正料金でない気がするなど)ときは消費者相談窓口へのご相談も有効です。業者さんから受け取った領収書は必ず大切に保管しておくようにしてください。


あとがき

表現に語弊があるかもしれませんが、日本の鍵屋さんの社会的地位がなかなか向上しないのはこういった騙しのような手口が横行、蔓延しているためです。欧米の鍵屋さん、いわゆるロックスミスは警察官に匹敵するほどの高い社会的地位を築きあげられています。地道ではありますが私たち地元の業者がこれからの錠前屋業界の社会的地位を引き上げていかなければならないと思っています。

ネットで溢れかえっている”おいしそう”な宣伝文句に騙されないために!

虚偽表記にはくれぐれも注意してください!

生活トラブル関連を扱う仲介会社の中には虚偽表記により消費者庁から「景品表示法に基づく課徴金納付命令」を受けた会社もあるのでご注意を!公然の事実として消費者庁が公表しています。

●興味深いインデックスが見つかりました!クリックしてみてください。

●消費者に嘘をつくのもダメですね!こちらもクリック!

 

全国型の仲介会社は派手で膨大な広告料による経費や地方業者との間に生じる中間マージン・ロイヤリティーが加算されるリスクがありますのでご注意ください!

聞いていなかった費用を請求されたり、ホームページに表示された価格や、説明された金額よりも高額の請求をされたときは、 料金を支払う前に 消費者センターに相談しましょう!

ぼったくり事例

実際に被害にあわれたお客様からお話しいただいた”実話”と、当店スタッフが現場で遭遇したぼったくり請求の瞬間を事例としてまとめたものです。

 

①一戸建て住宅、LIXILのドアについている上下同一キー仕様の鍵交換について現場見積もりをしてもらったお客様。 鍵穴2か所を交換するだけで10万円と提示されたが、鍵を落として心配だったため仕方なく交換してもらった。 (大手広告サイトの下請け業者さんに依頼時の事例)


②アパートの玄関開錠、作業前の詳細見積額を教えてもらえず、開錠後に7万円請求された。誓約書のようなものにサインした後だったので泣き寝入り。(大手広告サイトの下請け業者さんに依頼時の事例)


③マンションの玄関開錠時、ダブルディンプル仕様で鍵穴からの開錠が難しく窓からの開錠を選択した業者さん。しかし開けることができず。帰り間際に”チャレンジ料”と称してお客様から2万円を徴収したとのこと。(大手広告サイトの下請け業者さんに依頼時の事例)


④当店スタッフが現場で実際に目にした”ぼったくり現場”。車のキー作成依頼(イモビなし、一般的な刻みキー。相場は15000~25000程度)を依頼した業者さんが現場で提示した金額が開錠8万円、作成8万円合計16万円とのこと。
あまりにも高額なので断ったらキャンセル料として2万円請求された。その後当店に依頼変更、スタッフ到着後もその業者さんが居座り続け、開錠後に車内にあった財布からお客様がキャンセル料2万円をお支払いになった。その様子一部始終を当店スタッフが目撃、会社名、車両ナンバー、作業員(2人組)の容姿など担当スタッフがしっかりと記録。(大手広告サイトの下請け業者さんに依頼時の事例)


その他、似たような事例を数多く目撃したり耳にしたりしています。すべてを上げるときりがないので代表的な事例のみを掲載してみました。

鍵のトラブル発生時、心が動転してしまい慌てて業者さんを呼ばれるお気持ちはわかります。しかし、今一度冷静になって事前に料金をはっきりと提示してもらうことが肝要です。
万が一途中でトラブルが解決(鍵が見つかった、など)しキャンセルした場合のキャンセル料の確認も同時に行ってください。あと、これはとても大事なことですが、現場で詳細見積してもらった金額にご納得いかない場合は他の業者さんに電話でもかまいませんから概算の相場を聞いてみてください。作業前の誓約書へのサインはお客様がすべてご納得されたうえで行ってください。納得いかない場合は消費者センターにご相談されるとよいでしょう。事後では手遅れになりますので、ご注意ください。